Contents

眼科に行かなきゃダメなの?

カラコンは目に直接つけて使うものなので、眼科の診察を受けてから使用するのが理想。というか当然…なんですが、実際に眼科を受診しているカラコンユーザーは案外少ないんですよね。
今回は、カラコンと眼科の重要性についてです。

『眼科に行かなきゃ分からないこともある』

カラコンと同じように目にはスペックがあって、個人差があります。
顔やスタイルと同じように、目も十人十色ですね。
ただ、見た目で判断できたり自分で計測できないのが目です。
目のスペック・データは眼科で検査してもらう以外に自分でも知る方法がありません。

視力の悪い人はある程度眼科にも縁があって、定期的に眼科に行くという人もいるでしょう。
私も自宅で使っているクリアコンタクトは眼科処方なので、3ヶ月に1度はコンタクトの購入を兼ねて検診に行きますが、視力が悪くない人だとなかなか行く機会がないのも確か。
けれども、カラコンを使うには自分の目を知っておかなければならないこともあります。

まずはBC。

カラコンのスペックでも書きましたが、目にもBCはあります。
カラコンのBCと目のBCが合わない場合に起こりやすいトラブルも挙げましたね。
BCだけがカラコンのトラブルの原因ではありませんが、BCのゆるい目にキツいBCのカラコンを着けることは負担になることは間違いありません。
自分のBCを知ることはカラコン選びの目安になるので、知っておくべきだと思いますがBCは眼科でなければ測ることができないんです。

ふたつめはカラコンを使用できる目かどうか。

目は外気に晒されている器官なので、自分でも気づかずに傷ついていたり眼病になっていることも少なくありません。
また、カラコンというよりもコンタクトレンズそのものにアレルギーがあって、カラコンが使えない体質の人もいます。
実際、ハードコンタクト愛用の人に「ソフトの方が楽じゃない?」と聞いてみたところ、ソフトコンタクトが使えない体質なんだそう。
カラコンはすべてソフトコンタクトになるため、ソフトコンタクトの合わない人はカラコンも使用できないということになります。
こういったことも眼科でなければ分らないことですので、眼科の受診は必須なんです。

『3ヶ月おきに検診を受けるのが基本』

みんカラの公式サイト『カラコン基礎知識』にも書かれていますが、カラコンを使用する場合は異常を感じなくても3ヶ月に1度は眼科で定期検診を受けることが基本です。
面倒くさいと思う人も多いでしょうが、万が一のトラブルを早いうちに治療するという意味でも重要な事ですよ。

例えば、目が腫れてしまったり充血が治らなくてウサギのようになってしまったら眼科に行きますよね?
そういった分かりやすいトラブルには敏感になりますが、何も感じなかったりちょっとゴロゴロする、チクチクするというくらいだとガマンしてしまう人も多いかも。
多少は平気。と思っていても、目には小さな傷が無数についてしまっていてカラコンどころではない!ってこともあるんです。
余談ですが、なんかゴロゴロするなーと思って数日。ようやく眼科に行ったら、猫の毛が目に入ったまま取れず、結膜炎を起こしていたこともありました。
一週間ほどメガネ生活を余儀なくされましたが、こんなこともあるんです。

3ヶ月の受診は必須。ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに眼科に行く習慣をつけること。
これが安全にカラコンを使用していく秘訣だと思います。

『カラコン否定派の眼科医とどうつきあうの?』

Twitterなどでカラコンユーザーと話をしてると「行っている眼科の先生がカラコン嫌い」「カラコンって言っただけで断られる」なんてことも話題になります。
正直なところ、カラコンに寛容な眼科医というのはあまり多くありませんね。

今回は経験談が多くなりますが、ディファインを巡って眼科医と大もめにもめたことがあります。
現在通っている眼科の先生はわりとゆるゆるなタイプですが、それでもカラコン肯定派ではありませんし、手放しでカラコンどうぞ!っていう眼科はほとんどないかも。

それがあるから眼科に行きたくない。って人も多いと思いますが、カラコンユーザーの眼科選びにもコツがあるんです。
それは、カラコンの取り扱いをしている大手コンタクトショップの提携眼科を選ぶこと。
最近ではナチュラル寄りのカラコンなら販売しているショップもたくさんありますね。
そういったショップは必ず提携している眼科があって、眼科受診後に処方箋をショップに持っていって販売してもらうシステムです。

カラコン全否定の眼科や院内処方しかしない眼科と比較すると、カラコンに対する考え方もおおらかといえます。
コンタクトショップの店員は更にカラコンに理解がありますし、相談できることも多いですね。
そういったショップや提携眼科を選ぶことで、検診や問い合わせで嫌な思いをすることもなくなりますよ。