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★カラコンのスペックって一体何のコト?

カラコンユーザーの中では当たり前のように使用される「スペック」という言葉。
なんとなくカラコンのデータのことなんだろうなぁ。と分かるかとは思いますが、詳しい説明をしてみて?と言われたら戸惑ってしまう人もいるのでは?
ここでは、基本的なカラコンのスペックについてをまとめました。

『DIAって何?』

よく「あのカラコンはDIA15mmだから盛れる」とか「DIA14.0じゃ小さすぎだよねー」なんて言いますよね。
じゃぁこのDIAって何?ってことなんですが…さて、何でしょう?

DIAとはダイアメーターの略で、レンズ全体の直径のことを指します。
画像にするとこんな感じ↓

みんカラカラコンのDIA

画像に使用しているKingdom16は透明部分が少ないのでちょっと分かりにくいですが、なんとなーく着色されている外側に透明な部分が残されていると思います。
この透明な部分を含めた、レンズ全体の直径がDIAなんです。

カラコンによってこの透明部分の幅は違うので、DIAが大きければ必ず盛れる。DIAが小さいと盛れないというわけではありません。
DIAが大きくても透明な部分が多ければその分着色部分が少なくなりますし、DIAが小さくても透明部分がほとんどないくらいレンズ端ギリギリまで着色されていれば、盛れ度は高いです。

つまりDIAの大きさだけでは盛れるカラコンなのか、デカ目カラコンなのかの判別はつかないんです。

『着色直径って何?』

さて、みんカラユーザーが一番重要視するともいえる着色直径。
みんカラ公式サイトでは「レンズ直径」と記載されていますが、ここでは一般的な着色直径。という呼び方で統一しましょう。

着色直径は、読んで字のごとくカラコンのカラーやデザインが施されている直径のことですね。
この、着色直径が大きければ激盛りカラコンということは間違いありません。
ここでひとつ、みんカラの注意点を解説。
みんカラの特徴でもある「16mmカラコン」。
あれ?って思ったことがある方もいるのでは??
そう、みんカラの公式に載っているレンズのスペックをよく見ると分かるんですが、DIAは15.0mm。着色直径は16.0mm。
DIAはレンズ全体の直径なので、着色直径がそれより大きくなることはないんです。
けれども、みんカラのカラコンは着色直径の方が大きい。

これには理由があって、みんカラの着色直径はレンズを潰して計測しているからなんです。
公式サイトにも『レンズ直径16.0mm(潰した状態での計測値)』と記載されていますね。
こちらも分かりやすく画像にしてみましょう↓

みんカラカラコンの計測

みんカラカラコンの計測

こちらの画像もKingdom16なので着色直径16.0mmですが、潰さずに計測した場合と潰して計測した場合では着色直径が違っているのが分かると思います。
(※レンズ破損の可能性もあるので、マネしないでくださいね!)

目はカーブを描いているので、平面になる潰した計測ではなく、潰していない計測がリアルなサイズということですね。
「デカ目カラコンは大好きだけど、みんカラの16.0mmは大きすぎだよー」と思っている方も、意外と抵抗少なめに使えるサイズだと思いますよ。

『BCって何?』

こちらもレンズスペック内に必ず書かれているBC。
ベースカーブの略になりますが、案外自分のBCを知らない人が多いですね。

BCはレンズのカーブの度合いのこと。
カラコンはもちろんですが、コンタクトレンズはすべてゆるく半円形を描くようなカーブがありますよね?
レンズによってこのカーブの度合いは少しずつ違っていて、カラコンも8.4~9.0程度とずいぶん幅があります。
みんカラで販売されているカラコンは8.6ですね。

BCはレンズだけではなく目にも存在していて、人によってBCが違います。
日本人の平均は8.6程度なのでみんカラのカラコンは
比較的誰にでも合いやすいということ。

肝心の、カラコンのBCと目のBCが違うとどんな問題があるのか。ですが、目のBCに対してレンズのBCがキツいとレンズのフチが眼球に刺さってしまうこともあって、目に傷がつくというのが一番怖いことですね。
また、目のBCに対してレンズのBCがゆるいと、レンズと眼球がフィットしないので、目の中でカラコンがズルズル動いてしまい、外れやすかったり視界にカラコンの色や柄が入ってしまうことがあります。

目のBCは眼科で計測してもらう以外に知ることはできませんが、眼球のBCから-0.2~+0.2は許容範囲と言われていますね。
ただし、これはレンズとの相性も大きくBCが合っているから使い心地がいい。違っているから使えない。ということとイコールではないんです。
私はBCが8.8とゆるめの眼球ですが、8.6のものでも快適なものも多いですし、8.8のものでも合わないものあります。
結局のところ、カラコンの相性はスペックだけで判断するのではなく、実際に着けてみなければ分からないことも多いですね。

あくまでBCは目安ではありますが、カラコン選びの基準にはなるので知っておく方がいいことは確かですよ。

『使用期限はいつまで?』

「みんカラカラコンはワンイヤーだから、1年使えるってことは365回使用可能」こう思っている人もいるのかもしれません。
カラコンユーザーであれば、ある程度の知識を持っている人がほとんどだとは思いますが、カラコンビギナーさんのために使用期限について。

カラコンの使用期限は開封してから破棄するまでの最大期間のことです。
みんカラカラコンはワンイヤーなので、開封してから1年後に必ず捨てるということですね。
これはその1年間に何回使用したかではないので要注意。
例えば、イベント向きのカラコンなどは毎日使用することはないかもしれませんね。
極端なことを言えば、開封してから1年のうちで1~2回しか使わなかった。なんてこともあるかも。
この場合でも1年経ったら破棄してください。

カラコンは使っても使わなくても開封したときから劣化が始まります。
最大1年間。というのも使用頻度によって劣化度合いが変わるからですね。
毎日使用する人と、月に2~3しか使わない人ではレンズの劣化度合いが違います。
もちろん頻繁に使う人ほど、カラコンにかかる負担も大きく汚れも溜まりやすいので、寿命は短くなりがち。
ワンイヤーとはいっても、しっかりケアをしていて使用感が落ちてきたなと感じたら、早めに新しいカラコンと取り替えるのがおススメですよ。
もったいないかな?と思っても、その方が使い心地も目にも優しいんですよね。

ワンイヤーは使用しなくても開封したら1年で破棄。
使用頻度が高い人は、使い心地が悪くなってきたかな?と思ったら1年経っていなくても早めに取り替えることを推奨でします。